梅雨の晴れ間は「盲腸」に要注意 夏場に発症なぜ増える?

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■食中毒との違いは“痛みの移動”

 ならば、さっさと手術で切ってしまえばよさそうだが、それも考えものだ。長年、虫垂は無用の長物と考えられてきたが、虫垂が粘膜の免疫に関わる細胞を供給して、腸内細菌のバランスをとっていることがわかってきたからだ。

「腸内細菌のバランスの良さは長寿につながります。以前は婦人科系の手術をする際、症状はなくても盲腸を切る時代がありましたが、いまはそういう風潮はなくなりました」(林院長)

 そのせいか、日本では手術が選択されるケースでも、欧米では日本の3倍近い抗生物質を使って抑えるケースもあるという。

 盲腸は食中毒と違って痛みが移動することが特徴。最初はみぞおちやへその周りが痛み、右下腹部が痛むのは最後の段階。これに発熱、嘔吐が加われば、重症の可能性もある。

 この時期はいつもと違うお腹の痛みを感じたら、すぐに病院で診てもらうことだ。

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