甘い飲み物で意識が混濁…「夏のダメージ」が突然死招く

公開日: 更新日:

「夏は脱水症状で血液がドロドロになりやすく脳の動脈が詰まる脳梗塞が起こりやすい。以前は冬に多いといわれていた心筋梗塞や心原性脳塞栓症も、屋外と屋内の急激な気温差や猛暑によるストレスで増えています。心原性脳塞栓症は、脳梗塞の中でも死に至る率が高く、非常に怖い」

 ペットボトル症候群対策と同様に、十分な水分摂取が必須。アルコール摂取、睡眠不足、喫煙にも気をつけなくてはならない。ビールを飲んで“水分摂取”と思っている人がいるかもしれないが、アルコールは脱水症状を促進させる。

「エアコンも上手に利用してください。体への負担を考えると、26度前後がベター。夜はタイマーをかける人がいるかもしれませんが、エアコンが切れると室温は上がり、暑さによるストレスで目が覚めたり、夜間熱中症になりかねません。27~28度に設定し、夜中もエアコンをかける」

 今しばらく、「夏」への警戒を緩めてはいけない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々