元“体育会系”40代は「脳梗塞」に注意 リスク高める8つの条件

公開日: 更新日:

「私が医師になった20年ほど前は、40代の脳梗塞心筋梗塞発症は“原因となる遺伝子を持っているなど特別な事例”でした。ところが今は、40そこそこで脳梗塞の患者は珍しくありません」と言うのは、東京慈恵会医科大学付属病院糖尿病・代謝・内分泌内科の坂本昌也医師だ。“血管病”の現実は、私たちの想像より深刻だ。

 同病院は、大手企業が集まる丸の内寄りの港区にある。比較的高所得者層に人気の高層タワーマンションが立ち並ぶ湾岸エリアからも近く、場所柄、30代、40代のサラリーマンの患者も少なくない。IT関連や商社に勤務し、仕事に忙殺された日々を送る独身男性も多数だ。

 坂本医師が診る患者には、あるパターンがあるという。

 中学、高校、大学のどこかで運動部(運動系のサークル)に属し、社会人になって運動をしなくなる。お金を稼ぐようになり、好きな物を食べ、飲む。かつ、車で通勤、あるいは営業で車移動。仕事が忙しいため夕食時間は遅め。空腹で夕食はたっぷり食べ、酒も飲む。睡眠不足気味……といった傾向だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった