震災後に増えるレーシック希望者 知るべき“問題点”とは

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 とはいえ、感染症のリスクが減り、手術が成功しても問題が起こらないわけではありません。手術後に「目標の視力まで到達しなかった」「手術直後は満足した視力が出たが、半年ほどして視力が落ちた」「夜間に光がにじんだり、まぶしく感じる」「目が乾いて痛い」などと訴える患者さんは少なくありません。たいていは時間が経てば問題が解消すると説明されますが、必ずしもそうでないケースもあります。

 また、レーシック手術後はステロイド系の抗炎症剤を使用するため、高眼圧になる可能性があります。

 米国では民間パイロットだけでなく、米軍の戦闘機パイロット、NASA(米航空宇宙局)でもレーシックは解禁されている。だから「レーシックは安全だ」との議論があります。しかし、米国のそうした人向けのレーシック手術が設備・スタッフの技量を含めて、日本で一般的に行われているレーシック手術とまったく同じであるのかどうかは分かりません。

 なので、レーシック手術を受けるときは十分、医師の説明を受け、納得してから決断するようにすべきです。

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