震災後に増えるレーシック希望者 知るべき“問題点”とは

公開日: 更新日:

 とはいえ、感染症のリスクが減り、手術が成功しても問題が起こらないわけではありません。手術後に「目標の視力まで到達しなかった」「手術直後は満足した視力が出たが、半年ほどして視力が落ちた」「夜間に光がにじんだり、まぶしく感じる」「目が乾いて痛い」などと訴える患者さんは少なくありません。たいていは時間が経てば問題が解消すると説明されますが、必ずしもそうでないケースもあります。

 また、レーシック手術後はステロイド系の抗炎症剤を使用するため、高眼圧になる可能性があります。

 米国では民間パイロットだけでなく、米軍の戦闘機パイロット、NASA(米航空宇宙局)でもレーシックは解禁されている。だから「レーシックは安全だ」との議論があります。しかし、米国のそうした人向けのレーシック手術が設備・スタッフの技量を含めて、日本で一般的に行われているレーシック手術とまったく同じであるのかどうかは分かりません。

 なので、レーシック手術を受けるときは十分、医師の説明を受け、納得してから決断するようにすべきです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動