環境変化で症状悪化も 糖尿病患者が避難所で注意すべき点

公開日: 更新日:

都内の40代勤務医

 熊本を中心とした九州の大地震で、大勢の人が避難所暮らしを余儀なくされています。中でも糖尿病患者の方が心配でなりません。環境の変化から症状を悪化させているのではないでしょうか。

 避難所暮らしというと、食事も十分でないようなイメージを持たれる方もおられるでしょうが、東日本大震災では必ずしもそうではなかったケースもあるようです。

■体重増になる人も

 私の友人はボランティア医師として現地に入り、医療活動を行いましたが、彼のいた避難所では救援物資が全国から届き、数キロ体重が増えたという人もいたそうです。避難所では、おにぎり、菓子パン、カップ麺、野菜ジュースなどカロリーが高いものが出てきます。不足するのはビタミンやミネラルですが、これらを補給するのは難しいかもしれません。そのため、食事のバランスが崩れて太ってしまうのです。

 こうした食生活は自宅での被災でも同じです。コンビニやスーパーで日持ちする食料品を大量買いしている人も、食べているものは避難所と大差ありません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃