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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

末期がんの患者 入院より自宅にいる方が長生きできる?

公開日: 更新日:

 入院ケアを受けた患者さんの方が全身状態が悪く、余命がもともと短かったのかもしれません。しかしながら、少なくとも在宅ケアだからといって生存期間が短くなるとは言い切れない結果になっています。

 さて、末期がん患者さんに対する医療では、単に生存期間を延ばすことが良いことなのかも悩ましいところです。異論もあるかもしれませんが、延命を目的とした治療は、がんの症状に苦しむ時間を引き延ばすというような負の側面もあることでしょう。

 医学的な正しさよりも、患者さんご本人やそのご家族の価値観が十分に考慮されなくてはなりません。

【連載】役に立つオモシロ医学論文

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