著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

全米中に衝撃…同国の「自殺率」が過去30年で最高に

公開日: 更新日:

「アメリカ人の自殺が過去30年で最高」と報じられ、人々に衝撃を与えています。

 CDC(米疾病予防管理センター)によれば、アメリカ人の最新の自殺率(2014年)は10万人あたり13人。1986年以降、最高であるだけでなく、年率2%で伸びており、その伸び率は06年以降、2倍になっているといいます。これを数にすると14年に自殺で亡くなった人は4万2773人で、99年の2万9199人と比較すると、その増加のスピードが分かります。

 最も増加率が高いのは45~64歳の中年女性で、15年間に63%増加。同じ年齢の男性も43%と、他の年齢層に比べて高い伸び率となっています。これに対し、ある関係者は「失業など仕事に関わるストレスや経済的な問題が大きく影響している」とコメントしています。

 10~14歳の少女に関しては、他の年齢層に比べて率は格段に低いものの、99年の50人から14年には150人に増加しています。

 同時に発表されたデータでは、特に低学歴の白人層で、「自殺」「ドラッグの過剰摂取による死亡」「アルコール中毒死」などが増えていると伝えています。こうした死因は総じて「Despair Death(絶望死)」と呼ばれています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状