若い頃とは違う柔軟性と筋力 中高年はスポーツ障害に注意

公開日: 更新日:

 アキレス腱は主にコラーゲンでできていて、年齢を重ねるとともに柔軟性を失い、切れやすくなる。コレステロール値が高い人はコラーゲンにコレステロールが沈着するためアキレス腱が太くなり、劣化しやすい。

 渡辺さんは運動ができるまでに回復したが、なかなか治らず、走れなくなる場合もあるという。

■ジョギング中の捻挫に注意

 中高年の人気のスポーツといえば、ジョギング、水泳ゴルフ、ボウリング、ハイキング、サイクリングなど。激しい運動ではないが、スポーツ障害やスポーツに伴う外傷は、必ずしも激しいスポーツだけで起きるわけではない。中高年で多いのがジョギング中の捻挫だ。

「捻挫は足首が大きくねじれて関節の可動域を超えることで発症します。関節が限界以上に動くことで靱帯が損傷し、痛みと機能障害が出る。中高年が一度重度の捻挫になると関節に緩みが残ったり、逆に可動域が狭くなることもあって、機能障害が残りやすいのです」(柴院長)

 日本人はO脚が多いことから、ジョギングで足の外側の筋肉に負担がかかり、膝の外側の腸脛靱帯炎になりやすい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃