集中力と免疫力アップ 「呼吸器筋」は2つの運動で鍛える

公開日: 更新日:

 健康というと運動食事ばかりが注目されるが、空気を吸ったり吐いたりする力を忘れてはいけない。

 成人の1日の空気摂取量は約20キログラム。肺から取り込まれた空気は肺胞から血液に溶け込み、全身に流れる。しかし、加齢とともにその機能が低下すると疲れやすくなる。とくに梅雨時は自律神経が乱れて呼吸が浅くなりがちだ。

 そもそも、仕事や遊びでスマホやパソコンにかじりつきの人は前かがみの姿勢が常態化し、胸いっぱいに空気を吸うことがない。どうすれば鍛えられるのか? 

 佐藤義男さん(仮名、52歳)は最近、カラオケで息が続かないことに気がついた。得意の演歌のサビの部分で息継ぎしてしまい、パンチの効いた歌い方ができないのだ。しかも、駅の階段の上り下りで息切れし、疲れやすくなったと感じている。

「私は太り気味ではありますが、健康診断では問題ないといわれていますし、肺が悪いと言われたわけではありません。たばこも吸いません。ただ、運動はまったくしない。疲れるのは空気を吸う力が衰えると全身に運ばれる酸素量が減って、細胞がエネルギー不足になるからでしょう。おそらくは呼吸をするための筋肉が衰えたのだと思います」(佐藤さん)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」