米有力紙「時代遅れ」と指摘の腹筋運動 正しい鍛え方は?

公開日: 更新日:

 両手を頭の後ろで組み、肘が膝にあたるまで上体を起こす――。

 誰もがやってきた腹筋運動について、米有力紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が昨年末に「時代遅れだ」と報じ、世界のアスリートに衝撃が走っている。

 問題の記事によると、米海軍の専門誌が最近掲載した論文で、海軍兵士が毎年2回パスする必要のある体力測定から腹筋運動を除外するよう要求した。原因は、著名なインストラクターや軍の専門家らが、背中や腰回りを痛めるリスクが高いと声を揃えているため。

■カナダ軍は体力テストから除外

 論文は腹筋運動を「時代遅れの運動」と指摘し、「現在、腰回りを痛める主要な原因とみなされている」と記しているという。

 実際、米軍兵士1500人を対象に軍の体力測定3部門(腹筋運動、ミニマラソン、腕立て伏せ)から発生したケガを調べると、56%が腹筋運動絡みという断トツのデータもある。カナダ軍は米軍に先駆け、体力テストから腹筋を除外。ケガの確率の高さと軍の仕事との関連性の低さが、その理由だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も