命に直結するミスも…薬局でダブルチェックが機能しない

公開日: 更新日:

 しかし、薬局としては大変なミスです。当然、皆で「なぜ、ミスが起きたか」を話し合いました。

 驚いたのは、監査した人がいたにもかかわらずそれに気がつかなかったばかりか、ミスが発覚した後も知らん顔していたということです。

 せっかくダブルチェックの体制が整っていても、責任感がない人が加わっていれば、そのシステム自体が何の役にも立ちません。

「処方箋を毎日何千枚もこなしていく以上、他人の仕事のチェックまではやれない」「一人薬局だったらどうなのか」という思いがあるのもわからなくはありません。しかし、私たちの仕事は患者さんの命に直結するのですから、そこは改めるべきでしょう。

【連載】当事者たちが明かす「医療のウラ側」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 3

    “Snow Manの頭脳”阿部亮平は都立駒場高校から“独学”で上智大理工学部へ 気象予報士にも合格

  4. 4

    長嶋茂雄さんは助っ人外国人のセックスの心配もしていた。「何なら紹介してやろうか?」とも

  5. 5

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  1. 6

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  2. 7

    参院選“内部調査”で見る石破自民「落選危機」27選挙区リスト 炎上議員、大臣経験者…“難あり”人物ゾロゾロ

  3. 8

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  4. 9

    長嶋家「断絶」の行方 長男一茂は絶縁状態、喪主は次女三奈氏が…長嶋茂雄さん死去で雪解けなるか

  5. 10

    日本郵便はデジタルアドレスの前に、まじめに仕事をやってくれ