【変形性膝関節症】手術に伴う最大リスクは感染症

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Q3 術後、何年かして人工関節に不具合が生じた場合、どのような治療があるのですか。

「人工関節の金属部分はサビたりすることはなく、半永久的に問題が生じることはありません。しかし、人工関節に使用される人工軟骨部分のポリエチレンは、術後20~30年で一部摩耗することがあります。一番の問題は骨粗しょう症によって人工関節の周囲の骨が痩せてきて、人工関節が緩んでくるケースです。これは、20~30年で100人中5人程度です。ですので、手術前に骨粗しょう症の検査を行い、手術前から骨を強くする治療を行っています。また、術後の患者には1年に1回の定期検診を行い、骨粗しょう症の治療を継続しています」

Q4 術後のリハビリはハードだと聞いていますが。

「術後は、専門にトレーニングされたリハビリ担当者が連日訓練を行いますが、種々の痛み止め対策を行うため、痛みは伴いません。術後翌日から始めます。私の手術では特殊な出血防止対策をとり、また、術後のドレーン(体腔内の水分、血液、リンパ液などを抜く管)を使用しませんので、術後の貧血も起こりません。このため、自分の血をためる自己血貯血や輸血などはしません。これはカナダ留学中に学んだ医療技術ですが、早期リハビリを行い、安定した歩行を獲得するために大切なことなんです」

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