検査で異常なし…そのシビレは多発性硬化症かもしれない

公開日: 更新日:

■早期発見、早期治療を

 しかも、多発性硬化症は、早期では検査や診察で捉えられない場合が珍しくない。また、MRIで確認できる場合でも、その検査に至っていなかったり、症状が消えるために「治った」と医者も患者も思ってしまうこともよくある。結果、冒頭のように「なんともない」「正常」「異常なし」となる。

 しかし、多発性硬化症は早期に適切な治療を開始できるかどうかで、「その後」が大きく変わる。

「かつては急性期治療(症状を抑える)しかなく、再発を防ぎ、進行を食い止める治療はありませんでした。しかし今は、早期で診断がつけば、再発を防ぐ治療法があるのです」

 多発性硬化症は障害度に応じて段階が分かれ、1年ほどで一気に進行する人もいれば、徐々に悪くなっていく人もいる。いずれにしろ、「見た目が元気」程度の早期で治療を開始しなければ、その後、治療を受けても、効果を得られない。

「認知機能が低下したり、歩行ができなくなっている患者さんの中には、『なぜあの段階で多発性硬化症の診断を受けられなかったのか、治療を開始できなかったのか』『治療できていれば認知機能を維持できたかもしれない』などと思う方が少なくありません」

 そうならないために、知識として押さえておくべきが、多発性硬化症なのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網