命を落とすケースも 「ランナー頭痛」を侮ってはいけない

公開日: 更新日:

 マラソンやジョギングを愛好しているランナーには、頭痛を訴える人が多いという。「よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック」の奥井識仁院長に話を聞いた。

 骨盤外科医の奥井院長は、自身もランナーであり、子供の頃からの頭痛持ちだ。そのため、「走っている途中、あるいは走った後に頭痛が起こる。原因や対処法を教えて欲しい」といった相談をランナーからしばしば受けるという。

 頭痛の起こり方によっては、MRIなどの検査がすぐに必要な「命を落とすリスクが高い頭痛」もあるから要注意だ。具体的に紹介しよう。

■危険なケース

 頭痛と同時にふらつきや吐き気がある場合、まず考えられるのは低血糖。糖尿病でインスリン治療を受けている人に起こりやすく、対処が遅ければ命にかかわる。また、糖尿病でなくてもランナーには誰でも可能性がある。

「ふらつきを伴う頭痛があったら、糖分を摂取しましょう。治まらなければ救急車を呼んだ方がいい。対策としては、特に長時間走るフルマラソンでは、走りながら糖分を適切に摂取すること」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃