著者のコラム一覧
神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

「命」と「お金」を秤にかけてはいけない

公開日: 更新日:

「お薬代が高くて……」

 患者さんの、こういった声を耳にすることがしばしばあります。風邪をひいて一時的に薬を飲む場合もあれば、持病を抱えて慢性的にずっと飲んでいる人もいます。誰しも、一生のうちで一度くらいは薬を使う機会があるものです。

 そんな薬の費用について、関心を持っている人は少なくありません。薬を服用している自分自身や家族を通して身近に感じているケースもあれば、ニュースなどの報道を通して気にかけている人もいるでしょう。

 最近では、肺がんや悪性黒色腫の治療薬「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)という超高額薬剤が話題になっています。

「1年間の使用で約3500万円かかり、その薬価が2017年2月から半額になる」というニュースを目にしたことがある人も多いでしょう。

 こうした「お薬代」は、国民の関心事であると同時に、国家の関心事であるともいえます。国家予算97兆円のうち約40兆円は医療費であり、そのうち約10兆円は薬剤費です。薬剤費には多額の「税金」が投入されているわけですから、関心を持つのも当然です。国がなんとか薬剤費を抑えようと躍起になっているのも理解できます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    「立花一派」の一網打尽が司法の意志…広がる捜査の手に内部情報漏した兵庫県議2人も戦々恐々

  3. 3

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  4. 4

    「ロイヤルファミリー」視聴率回復は《目黒蓮効果》説に異論も…ハリウッドデビューする“めめ”に足りないもの

  5. 5

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  1. 6

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  2. 7

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  3. 8

    元プロ野球投手の一場靖弘さん 裏金問題ドン底を経ての今

  4. 9

    米中が手を組み日本は「蚊帳の外」…切れ始めた「高市女性初首相」の賞味期限

  5. 10

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層