著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【首都圏の特養事情】ワースト1位は小金井市

公開日: 更新日:

 首都圏で定員が最低なのは、小金井市(6.4人分)。中央線沿線区間(新宿から国立まで)は、軒並み20人分にも満たない低い数字になっています。暮らしやすい地域かもしれませんが、要介護になってしまえば受け入れ先が見つからない、というのが実情のようです。都内(23区)でも多くの区が20人分以下にとどまっています。ただ、江東区、荒川区、足立区など下町エリアは25人分前後を確保しています。

 首都圏は特養の待機老人であふれています。保育園の待機児童どころではありません。多くの自治体が、その人数をどう減らすかで頭を悩ませています。いっそ老人を他県に移住させようという計画も進んでいます。杉並区が静岡県南伊豆町に特養を建設する計画を進めており、マスコミでもちょっとした話題になりました。杉並区の待機老人は約1300人。区内の施設(約1000人分)だけでは、およそ3~4年も待つ計算になります。しかも必要数を確保するためには、建設費だけで100億円とも200億円ともいわれています。「姥捨て山」と陰口を叩かれようとも、これしか現実的な解決策がない、というのが本音のところでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中村倫也が「風、薫る」に大貢献…妻・水卜麻美アナとの「ずっと仲良く」「にこやかな」近況

  2. 2

    欧州初の日本人指揮官誕生へ 森保一監督の“再就職先”は「ベルギー1部の日系クラブ」一択か

  3. 3

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  4. 4

    新庄監督の“再就職先”に挙がるまさかの球団 采配に賛否もチームのテコ入れ役にうってつけ

  5. 5

    菅野智之トレード不成立の裏に致命的な“前科”…ここまで11勝4敗でも市場価値が低かったワケ

  1. 6

    巨人が今オフにも菅野智之を“買戻し”へ…完全復活の元エースを待つメジャーとの争奪戦

  2. 7

    腎臓病(4)ソーセージ、ちくわ、プロセスチーズの取り過ぎが腎機能を低下させる

  3. 8

    高市首相“被災地利用PV”が大炎上! ピアノBGM付きでヘリから合掌、酷暑に汗一滴かかない不可解

  4. 9

    被災地を踏み台に…確かにビンビン「伝わる」高市首相の人気取り “政治の師”は激励に駆けずり回るハード視察

  5. 10

    強いショック状態の清水アキラに心配の声…子供を亡くした神田正輝らもたどった遺族ケアの道のり