著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【急性心筋梗塞高死亡リスク】首都圏ワーストは横浜市中区

公開日: 更新日:

■全国平均の2.4倍

 首都圏ワースト1の横浜市中区(237.1)の住民は、全国平均の約2.4倍も急性心筋梗塞で亡くなるリスクが高いことになります。横浜市からは磯子区と鶴見区もランクインしています(横浜市全体では120.0)。川崎市は東高西低ですが、全体的に高め(125.5)です。対照的に湘南エリアは軒並み低い数字を示しています。

 埼玉県からは加須市、幸手市、白岡市がワースト10入りしています。ほかにも行田市、羽生市、久喜市、蓮田市など、県東北部が高い数字を示しています。これらの市からは都心に通勤する人も多いのですが、通勤時間が長いことと、ラッシュ時の混雑が厳しいことが影響しているのかもしれません。

 首都圏ベスト1は千葉県浦安市(46.3)。この病気で命を落とす確率は、全国平均の半分以下です。ところが、すぐ近所の船橋市はワースト2位(224.8)で、5倍近い格差が見られます。また、九十九里浜北部(旭市・匝瑳市など)も高い数字を示しています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?