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永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

人口が増える県・減る県 秋田県は8年後、現在の87%に

公開日: 更新日:

■宮城を除く東北各県、四国、山陰などが厳しく

 しかし、東北地方の減少は急激です。秋田県の2015年の人口は約102万人ですが、2025年には約89万人になります。急激な人口減少は、いままで我々が経験したことのない新たな社会問題を突き付けてくることでしょう。

 日本全体で見ると、宮城県を除く東北各県、四国、山陰などが厳しい状況になりつつあります。その次が甲信越、北陸と、福岡県を除く九州全県です。

 鳥取県と島根県、高知県と徳島県は、参院選の1票の格差是正のために「合区」として統合されました。しかし、2025年ごろには山梨県、福井県、佐賀県などを巡って、さらなる対策が必要になりそうです。

 大都市を擁する都道府県は比較的安泰です。首都圏以外では愛知県が人口をなんとか維持できそうです。関西では滋賀県が大健闘しています。近年、京都や大阪のベッドタウンとして、多くの移住者を集めているためです。

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