義歯よりインプラントの方がより美味しく物が食べられる

公開日: 更新日:

「ひとつ目はおいしく物が食べられる点です。義歯にすると天然歯の咀嚼力の半分以下に低下するといわれます。そのため、肉料理や硬いものが食べにくい。しかも、総入れ歯の場合は、舌だけでなく上顎にも分布する『味蕾』と呼ばれる味を感じる器官が樹脂製の床に覆われるせいで食感が失われ、食べてもおいしくない。おせんべいのかけらなど硬いものが義歯と歯肉の間に入って痛いという人が大勢おられます。インプラントは自分の歯と同様に使えるため、その点は心配いりません」

 また、義歯は長期間使うと歯槽骨がやせることもあるが、インプラントは歯槽骨に力が加わるため形が変わらない。

「一般的にブリッジの寿命は7~10年、義歯は4~5年です。一方、インプラントの10年残存率は96%という報告もあります。義歯が合わなくなる理由は、歯が失われたことで歯根による歯槽骨への刺激が失われ、歯槽骨がやせていくからです」

 インプラントは義歯と違い、外れる心配がない。

食事中に義歯が外れて恥ずかしい思いをした人のなかには、食事やおしゃべりが楽しめない人がいます。しかし、インプラントならそれもありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    やす子「ドッキリGP」での言動が物議…“ブチ切れ”対応で露呈してしまった芸人の器量と力量

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    中央学院戦の「1安打完封負け」は全部私の責任です。選手たちにもそう伝えました

  1. 6

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

  2. 7

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル

  3. 8

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も

  4. 9

    ドジャース大谷翔平の突き抜けた不動心 ロバーツ監督の「三振多すぎ」苦言も“完全スルー”

  5. 10

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ