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永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【解熱鎮痛消炎剤】金額ベースでは高脂血症治療薬の3分の1の規模

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■上位100品目中58品目がジェネリック

 解熱鎮痛消炎剤の多くは、発売からかなりの年月が経っているため薬価が低く、先発薬とジェネリックの価格差があまり大きくありません。先発薬の多くは、1錠当たり15円から30円程度。ジェネリックの多くは数円から20円程度。患者にとっては、ジェネリックに切り替えたとしても、経済的メリットはわずか(窓口負担で1錠当たり数円)です。

 それでも上位100品目のうち、ジェネリックは58品目を占めています。

 処方量は19億2000万錠で、全処方量の41%に達しており、数のうえではジェネリックが成功している市場と言えるでしょう。しかし売上高はわずか149億円、市場占有率は12・2%に過ぎません。

【連載】全国の医師が処方した薬 ベスト10

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