公費による中学生のピロリ菌検診・除菌になぜ慎重論が?

公開日: 更新日:

 胃がんとの関連性がハッキリしているのがヘリコバクター・ピロリ菌(以下、ピロリ菌)だ。近年、中学生にも公費で検診・除菌治療を行う自治体が増えつつある。親はそれをどう考えるべきか? 専門家に聞いた。

 がんができる前にピロリ菌を除菌すれば、胃がん予防につながる。成人(一般的に高校生以上)では、内科医が内視鏡検査で胃炎の確定診断をし、その後ピロリ菌感染と診断されると、除菌治療が保険適用になる。

 一方、中学生までは小児科の領域。そして小児科医は、中学生へのピロリ菌検診と除菌に関して、慎重な姿勢を示す人が多い。「日本小児栄養消化器肝臓学会」の「小児期ヘリコバクター・ピロリ感染症の診療と管理ガイドライン」改訂を担当した順天堂大学大学院医学研究科・清水俊明主任教授が言う。

「一番の問題は、除菌治療が小児に対して保険適用がない点です。『公費で補うならいいのでは』との声もありますが、お金の問題ではない。保険適用がないということは、安全性が認められていないということ。現段階では重篤な副作用の報告はないものの、今後もそうとは限りません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人2年連続V逸で再び始まる“見境なしの大補強”…床田、坂倉、吉田正尚に小園海斗まで照準

  2. 2

    伊藤沙莉「劇場版『虎に翼』」に興収30億円期待も…豪華キャスト再集結でなお残る“ひとつの不安”

  3. 3

    阪神に来オフ「藤川GM×赤星監督」の仰天プラン浮上! 球団初のリーグ連覇も指揮官交代へ

  4. 4

    「タンス預金2000万円」相続税はどうやってバレる? 税務署が追う“亡き親の出金”

  5. 5

    阪神が佐藤輝明のメジャー流出に備え“金満補強”か…吉田正尚、元MVPゴールドシュミットら浮上

  1. 6

    大谷翔平は90打席ぶり一発どころかPSで本塁打量産も…地区S初戦で見せた“復調サイン”

  2. 7

    【阪神】2026年 戦力外通告選手一覧

  3. 8

    “引退説”の巨人・坂本勇人は来季も現役続行か…「特に二塁打記録更新には強い意欲」の証言

  4. 9

    梅野隆太郎&糸原健斗は戦力外回避か? 気になる阪神ベテラン功労者2人の処遇

  5. 10

    簗農相にまだまだ醜聞続出か?「道路予算カット」暴言も反省ゼロ…臨時国会は大混乱必至

おすすめ求人情報

施設警備スタッフ/日勤/オープニングスタッフ募集/固定現場/週2日~勤務OK
株式会社フェニックス 東京都 板橋区 アルバイト・パート
時給1,226円
一般事務・データ入力/未経験OK!オープニングスタッフ
株式会社I・PARTNERS 福岡県 福岡市 正社員
月給22万5,000円~27万円
オープニングスタッフ/くるくるネジ締めなど
株式会社ワールドインテック 山梨県 韮崎市 派遣社員
時給1,300円~1,625円
Sponsored by 求人ボックス