花粉症治療の副作用 インペアード・パフォーマンスって何

公開日: 更新日:

 インペアード・パフォーマンスは、集中力や判断力が落ち、作業効率が低下すること。眠気やだるさとは違い、無自覚であることが特徴だ。

 いつもなら終わっているはずの仕事量なのにまだ終わらない、急ぎの仕事なのに効率が上がらない――。これらは、インペアード・パフォーマンスが考えられる。

 ヒスタミンは鼻や皮膚においてはアレルギー反応を引き起こすが、脳内では「目が覚めている状態の維持」「学習能力を高める」「運動量を増加させる」といった“プラスの作用”をもたらす。

 抗ヒスタミン薬を服用するとアレルギー症状は改善する一方で、薬の成分が脳に移行し、プラスの作用がブロックされる。眠気とともに集中力、判断力、作業効率の低下を引き起こす。

「『ドライバーと花粉症に関する調査』では、抗ヒスタミン薬服用群と抗ヒスタミン薬以外の薬のみの群とでは、眠気、集中力や判断力の低下の感じ方に差が出ました」

 それによると、眠気では、「よく感じた」「時々感じた」を合わせると「抗ヒスタミン薬群」は54.8%に対し、「抗ヒスタミン薬以外の薬のみの群」は20%。集中力や判断力の低下では、54.8%対10%だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃