著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

不眠症で自動車事故リスク1.8倍 ニアミスリスクは3倍以上

公開日: 更新日:

 交通事故の危険因子は多岐にわたりますが、その中でも運転者の注意力低下は大きな要因といえます。飲酒運転をしてはいけないのも、運転に対する集中力低下が重大な事故を引き起こす可能性を高めるからです。

 睡眠不足でも集中力の低下を招くことがあります。たとえば睡眠時無呼吸症候群という病気があり、患者さんは就寝中に呼吸が一時的に停止し、十分な睡眠をとれないことがあります。こうした睡眠不足が運転中に眠気を引き起こし、交通事故にまで至ってしまった事例は過去にもいくつか報道されています。

 そんな中、不眠症と交通事故リスクの関連を検討した研究が「プロス・ワン」という科学誌に2017年10月31日付で掲載されました。この研究では、949人のトラック運転手(平均44・3歳)を対象にアンケートを実施して、睡眠習慣や睡眠時間、過去3年間における交通事故の経験などを調査しています。なお、結果に影響を与えうる、年齢、コーヒーの摂取量、喫煙などの因子で統計的に補正して解析を行っています。

 その結果、不眠症ではない運転手に比べて、不眠症の運転手では自動車事故のリスクが1・8倍、ニアミス事故のリスクが3倍以上増加することが示されました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に