著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

「全身持久力」を高めて維持することで糖尿病を予防

公開日: 更新日:

「全身持久力」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。持久力というと、運動におけるスタミナとか、粘り強さのようなものをイメージするかと思います。

 端的にいえば、全身持久力とは長時間にわたり体を動かすことのできる能力のことです。

 全身持久力を高め、それを維持することは健康的なイメージがありますが、日本疫学会誌のオンライン版に「全身持久力と2型糖尿病の発症リスク」を検討した研究論文が2017年11月25日付で掲載されました。

 この研究は、過去8年間において全身持久力が測定され、糖尿病と診断されていない21~59歳の日本人男性2235人が対象となっています。被験者を、厚労省が公表した「健康づくりのための身体活動基準2013」に設定されている全身持久力基準値を満たしているグループと、満たしていないグループに分け、糖尿病の発症リスクを比較検討しました。なお、結果に影響を与えうる年齢、体格指数(BMI)、喫煙・飲酒状況、糖尿病の家族歴などの因子で統計的に補正を行い解析をしています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」