著者のコラム一覧
若林秀隆医師

リハ栄養、サルコペニア、摂食嚥下障害を特に専門とする。日本リハビリテーション医学会指導医・専門医。

たとえ肥満であっても糖質は1日400キロカロリーは必要

公開日: 更新日:

 高齢者では「痩せ」が死を招く大きな問題になります。一方で、高度の肥満も放置はできません。高度肥満のままでは思うように体が動かせませんし、腰、膝、足首に負担をかけます。もちろん、高度肥満が関係する生活習慣病のリスクもあります。高度肥満の人がリハビリを行う場合は、同時に肥満の改善にも努めてもらいます。

 75歳以上で高度肥満の方の目標は、BMI(ボディー・マス・インデックス=体格指数)30未満。「体重(キロ)÷身長(メートル)の2乗」で算出します。体重減少の目安は、1カ月に1~2キロ程度になります。

 この場合、食事の摂取エネルギーを落とすことだけに意識がいくと、タンパク質の摂取量も落ちてしまいます。タンパク質の摂取量が少ないと、体重が減少するときに筋肉が減りやすいです。高度肥満を解消しようとしたために、かえってフレイルやサルコペニアを招いてしまえば、元も子もありません。

 タンパク質の摂取量は落とさず、ミネラルやビタミンの摂取量も落とさない。糖質脂質の摂取量だけ減らします。通常の食事では実現しにくいので、プロテインパウダーを食事と一緒に取ってもらうことがあります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網