中1でギラン・バレー症候群 美馬寛子さんは陸上に救われた

公開日: 更新日:

 翌朝、学校を休んで母と大きな病院へ行きました。小児科から脳外科に回され、脳波やらCTやら、いろいろな検査をしました。でもひとつも異常はありません。最終的に「髄液を採ってみましょう」ということになって、初めて「ギラン・バレー症候群」と分かったのです。母だけが診察室に呼ばれたときは、子供心に「普通じゃないな」と思いました。そして、そのまま入院になったのです。

 その日に計測した右手の握力は3キロでした。医師の話では「もし、このまま悪化していくと呼吸困難になり、人工呼吸器をつける可能性もあります」とのことでした。重症になると合併症を引き起こし、命にも関わる病気なのです。足は捻挫しても骨折しても痛みが分からないから、入院中は歩行器を使用しなければなりませんでした。まったく元気に歩けたんですけどね(笑い)。

 当時から身長163センチだった私は、小児科のベッドには納まらず、産婦人科での入院となりました。そこには車椅子で移動する同じ病気の女性がいて、思わず母が「代わってあげたい」と呟いたのを聞きました。幼いながら「親不孝なことをしてるんだな」と思ったことを覚えています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る