大腸がんは“右側”が危ない 世界中の研究者・専門医が注目

公開日: 更新日:

 では、大腸がんが左にできた場合と右にできた場合とでは治療法に違いがあるのだろうか?

乳がん手術では悪性度が高いと脇の下のリンパ節を取ります。脇の下のリンパ節を取ると腕が腫れたり容貌的な変化もあるので、これを省略できれば大きな意味があります。しかし、多くの大腸がんの手術ではリンパ節を取ることを省略してもこのようなメリットはほとんどありません」

 ただし、高度進行がんや再手術だと話は違ってくるかもしれないという。

「例えば左側の大腸がんから転移した腫瘍の切除は積極的に行いますが、右側は切除より化学療法を優先させるなどの違いが出てくるかもしれません。むろん、左右の薬剤感受性の違いで選ぶ抗がん剤も違ってくるでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償