内臓5つ摘出も元気 建築家・安藤忠雄氏に聞く“生きる力”

公開日: 更新日:

「内臓を5つ取って生きているやつはおるけど、元気になったもんはおらん。第1号や」と、建築家の安藤忠雄さん(76)は笑う。国立新美術館で2017年12月18日まで開催された安藤忠雄展には、30万人超が詰め掛けた。18年には日仏友好160周年でパリ・ポンピドゥ・センターにて展覧会を行う(10月10日~年末)。大病を患いながら、今なお全力疾走を続ける。その力の源は何か。

 ◇  ◇  ◇

「感動」は人間が生きていくためのエネルギーです。感動は「喜び」につながります。それが「生きる力」になると思い、好奇心を刺激するような建築をつくろうと心がけてきました。

 今回、展覧会をするにあたり、原寸大の「光の教会」(1989年)を国立新美術館のテラスにつくろうと考えました。しかし法規、コスト、技術面で、大変難しい壁が目の前に立ちはだかった。それでもチームをつくってひとつひとつクリアしました。誰も見たことがないものをつくってやろうと思ったからです。

 光の教会の十字架部分にはガラスは入っていません。実は本物の光の教会も、当初の計画ではガラスが入っていませんでした。信者の方々から「それでは冬寒い」と言われ、しぶしぶガラスを入れた経緯があります。「寒いからこそ、心を寄せ合い、祈りを捧げることになるのでは」と考えていました。そこで、今回再現するにあたって、あえて原点に立ち戻ったものの考え方を提示することにしました。訪れた人たちに「もう一度、自分の人生を考え直してみよう」と思って欲しかったからです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網