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若林秀隆医師

東京女子医科大学病院リハビリテーション科教授・基幹分野長。近著「幸福寿命~リハビリ専門医が教える本当に幸せなシニアライフ」発売中。

筋肉量のピークは20代 “貯金”が老後の生活にも影響する

公開日: 更新日:

 モデルの例を出すまでもなく、「痩せている方がスタイルがよくてかっこいい」という考えは、若い女性を中心に根強く残っています。人気のあるぽっちゃりしたタレントさんがいても、自分に置き換えて考えると「太っていてもいい」とは、なかなかなりにくいのでしょう。

 肥満は生活習慣病のもとですが、痩せも決して良い状態とはいえません。これまで取り上げてきた高齢者に限らず、若い世代も同様です。なぜなら20代の筋肉量が、一生の筋肉量のピークだからです。

 筋トレなどを十分に行っている方は別ですが、30代以降、筋肉量は徐々に落ちていきます。ピーク時の筋肉量が高ければ“貯金(貯筋)”がたくさんあるため、高齢になって若い時より筋肉量が減少しても、ある程度の筋肉量を保っていられるでしょう。

 逆に、20代でピーク時の筋肉量があまりなければ、早い段階でサルコペニアに至る可能性があります。むちゃなダイエットを若い時に繰り返していると、見た目は痩せていても脂肪が多く筋肉は少ない体になりがちです。将来の健康のことも考えて、もしお子さんがダイエットをしようとしているなら、筋肉を減らさないようタンパク質をしっかり取り、運動を組み合わせた方法を勧めるようにしてください。

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