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若林秀隆医師

東京女子医科大学病院リハビリテーション科教授・基幹分野長。近著「幸福寿命~リハビリ専門医が教える本当に幸せなシニアライフ」発売中。

「低栄養だからエネルギーを多く入れればいい」は間違い

公開日: 更新日:

“慢性の炎症”は、がん、慢性心不全、関節リウマチなど慢性的な疾患によるものです。運動で炎症を改善することが有効です。賛否両論ありますが、青魚の油に多いオメガ3系脂肪酸が炎症を抑えるという報告もあり、場合によっては使います。

 3つの分類のどれに該当するかは、疾患と採血データでだいたいわかります。CRPという炎症を示す血液の数値が5~10㎎/dl以上であれば急性炎症の低栄養、0.5~3㎎/dl程度が3カ月以上続けば慢性炎症の低栄養、ほぼゼロであれば炎症はなく社会生活環境に関連した低栄養です。

 では、これらの低栄養分類を日本のどの医療機関でもやっているのか? 残念ながらNOです。「低栄養だからエネルギーをたくさん入れればいい」といった考えだけで栄養管理を行っているところがいまだにあるのです。

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