費用約1万円 予防でインフル治療薬投与はどこまで有効か

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 10日間の薬の代金はタミフルで1981~2830円、リレンザ3470円、イナビルは4280円(20ミリグラムを2日間)。薬局では必要に応じて内服薬調剤料、外用の調剤料、基本料、薬剤服用歴管理指導料などが加算される。病院では、初診の場合は初診料、再診の場合は再診料、処方箋料などが必要。1万円近くかかる場合もある。

 予防投与の対象は、一緒に住んでいる人がインフルエンザにかかっていて感染のリスクが高く、感染した場合は重症になりそうな人だ。

「具体的には65歳以上、気管支ぜんそくなど慢性の呼吸器疾患がある、心不全などの慢性心臓病がある、糖尿病などの代謝性疾患がある、腎臓病がある人などです」

■使うタイミングは?

 とはいえ、これはあくまでも原則。予防投与をする、しないは医師の判断による。

「薬剤耐性や中枢神経への懸念があり、積極的に勧める医療機関は少ないようです。ただ、どうしてもインフルエンザによる被害を抑えたいなどの要望があれば、原則は対象者に限りますが、予防投与のリスクをよく説明して処方を検討します」

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