著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

立っているだけでやせられる? 1年で2.5キロの減量効果も

公開日: 更新日:

 健康や体形維持のために、ダイエットをしたことのある方も多いと思います。やせるには、摂取カロリーを抑え、消費カロリーを増加させる必要があります。

 しかし、食事制限や積極的な運動によるダイエットを続けるのは簡単ではありません。

 消費カロリーを増やす方法というと、ウオーキングのような運動を思い浮かべるかもしれません。しかし、普段の日常生活において、「座っている時間を短くして立っている時間を長くする」だけでも消費カロリーは増えるはずです。ごくわずかの差のように思えますが、これを毎日継続的に行ったら、どの程度のダイエット効果が期待できるのでしょうか。

 そんな疑問の答えとなるような研究論文が、欧州心臓病予防学会誌の電子版に2018年1月31日付で掲載されました。

 この論文は、2017年6月までに報告された「座った状態と立った状態での消費カロリーの差」を検討している46件の研究データを、統合解析(メタ分析)したものです。その結果、1分当たりの平均消費カロリーは、立った状態で1・47キロカロリー、座った状態で1・29キロカロリーとなっており、統計処理後の差は0・15キロカロリーでした。

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