自覚症状がなくても 糖尿病“予備群”は対策が必要なの?

公開日: 更新日:

Q 自覚症状がなくても「糖尿病予備群」は対策が必要ですか?  (50代男性)

 発症の前段階である「糖尿病予備群」なら、生活習慣の改善で元の健康な状態に戻ることは可能です。予備群のうちに対策を講じましょう。

 糖尿病は、ある段階までは痛くもかゆくもない、自覚症状がない疾患です。けれども放置すると確実に進行し、何らかの症状に気付いた時にはかなり悪化していることも珍しくありません。高血糖が続き動脈硬化が進んでいたとなると、それを元通りに戻すのはかなり大変。だから予備群のうちに生活習慣を改め、発症を抑えることが重要なのです。

 糖尿病は「食欲」という人間の欲と関連しています。ほかの病気と少し異なり、その自覚が重要です。好きな物を食べられなくなるのが嫌で、予備群と言われても、あるいは自覚症状があっても、病院に来ない人が多い。「欲」と闘わなければならないため、「見たくない、知りたくない」と思う人もいます。

 けれども、糖尿病は合併症を発症すると治療が非常に困難。合併症には網膜症、神経障害、腎症があり、そのほか脳梗塞、狭心症などもあります。認知症との関連も最近、報告されてきています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?