生き方が楽に 森下千里さんがリンパ節炎を患い考えたこと

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 そう言われてピンときたのが、以前、声帯ポリープの手術を受けた病院でした。どこにも公表していませんでしたが、実はその数年前に喉を酷使して声が出なくなって、ポリープを切除したんです。その時、お世話になった先生を思い出して早速、受診しました。

 すると、一瞬で「これは扁桃炎じゃない」と言われ、即検査に回されました。血液検査をはじめ、病院中をあちこち回って2~3時間、検査されました。結果が出る前にステロイドを点滴することになり、点滴が終わって検査結果を聞いたら「亜急性壊死性リンパ節炎」と告げられたんです。「なんだそれ?」と思いました(笑い)。

 主に頚部のリンパ節が腫れ、腫れた組織に壊死が見られ、白血球の減少などもある病気ですが、それほど怖いものではなく、1~2カ月で自然治癒する人が多い良性のリンパ節炎だそうです。とはいえ、体のだるさは尋常じゃありません。

 入院することもできたのですが、私は通院を選び、ほんの1週間ぐらいでしたが2日に1回ステロイド点滴をしました。副作用で顔がパンパンに丸くなって大変でした。一人暮らしだったので2~3日は食事もままならず、枕元に置いた水でさえ飲むのがおっくうになるくらいのだるさでした。でも、点滴を打つごとにどんどん良くなり、友人のアドバイスがあって本当によかったと感謝しました。

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