優先順位をつけるのが苦手 仕事が並行すると処理が困難に

公開日: 更新日:

「卒業後は、教育関係の財団法人に就職しました。発達障害も含む子供を対象にしたキャンプの開催が主な仕事です。子供が好きだったし、自分もボーイスカウトなどの学校外の活動がいい経験になった思い出があるので、やってみたいと思ったんです」

■外国の方が暮らしやすい面が多かった

 ところが、肝心の仕事や人間関係がうまくいかない。特に仕事の優先順位をつけるのが苦手で、複数の仕事が並行すると処理するのが困難になった。ミーティングで話した内容も、自分の中で整理してまとめることができなかったという。

「結局2年勤めたものの、うつ病を発症して退職することに。しばらく休んで、うつが回復してから次に何をするか決めようと考えたのですが、いっそのこと外国に行ってみようと決意したのです」

 英語も話せるようになりたいし、自分の選択肢も広げたい。福田さんはオーストラリアでのワーキングホリデーにチャレンジ。現地では日本料理店の電話の受け付けや大工仕事などをしながら、休日にはサーフィンも楽しんだ。英語も上達し、生き生きと毎日を過ごしたという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル