著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

シリコンバレーが開発 肉汁たっぷり“疑似肉”のお味は?

公開日: 更新日:

 アメリカ人の4割が切り替えている「プラント・ベースト・フード(植物性食品)」。デーリーフリー・ミルク(乳製品を含まないミルク)と並ぶもうひとつのトレンドは「肉」です。そしてその発信源は食品業界ではなく、シリコンバレーです。

 オーガニック・スーパーの最大手、ホールフーズ・ブルックリン店にあるハンバーガースタンド「スペリオリティー・バーガー」のバーガーミートは、すべて肉を使っていません。

 そのひとつ「ビヨンド・ミート(肉を超える肉)」は、豆をベースに作られた疑似肉。焼くとビーツを使った赤い肉汁が出てくるという念の入れようで、人気を博しています。開発したシリコンバレーのベンチャー企業は、ハイテク技術を使ってビーフの味や食感を分析し、それをすべて植物性の原料で再現したとのこと。

 ライバル「インポッシブル・バーガー」も負けていません。同じく植物が原料ですが、肉独特の風味がある物質「ヘム」を混ぜ込んでおり、肉そのものの味や食感です。

「ビヨンド・ミート」や「インポッシブル・バーガー」はともに、一般のスーパーやカジュアルレストランへと急ピッチで普及しています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし