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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

“植物性食品”って何?ビーガンでもない米国人がハマるワケ

公開日: 更新日:

 アメリカ人の食生活といえば、ステーキやハンバーガーなど「肉」を真っ先に連想するかもしれません。しかし、今年の食トレンドは「プラント・ベースト・フード」に決まりでしょう。

 これは、肉や魚などのタンパク源の代わりになる植物性食品のこと。肉や魚を食べないベジタリアン、卵、乳製品、蜂蜜も食べないビーガンがタンパク源として取っている豆腐、玄米、グラノーラはもちろんのこと、プラント・ベースト・フードには、新たな需要とテクノロジーの進歩によって生まれた植物性食品も含まれます。

 これまでもベジタリアンやビーガンのライフスタイルはありましたが、非常に少数派でした。ところがここ数年、人気が急上昇していて、ビーガン人口は全体の6%にまで増加しました。現在ではビーガンでない一般のアメリカ人の約4割が、食べ物を積極的にプラント・ベースト・フードに切り替えていることを示す数字が発表されています。

 その最大の理由は、健康です。7割が太り過ぎ、さらに4割が肥満症とされるアメリカ人のほとんどが、国が推奨する野菜の摂取量を満たしていません。体重を落として健康になるためには、食生活を植物性に変えるしかないとの考え方が広まっているのです。

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