先進国ではダントツ 日本は感染症によるがんが多い国

公開日: 更新日:

「通常の炎症は治療の一過程であり、正常な状態であれば炎症反応は短期間で終了します。しかし、長期に持続する炎症は、その周囲にがんを促進させる炎症性の微小環境をつくり出すのです」

■予防効果の余地がある?

 がんが「癒えない傷」といわれるのはこのためだ。微小環境には発がんに関与するがん増殖因子、活性酸素・活性窒素などが集まっている。

 発がんに関連するのは細菌とウイルスだが、ウイルスには2つの種類がある。DNAウイルスとRNAウイルスだ。

「ヒトのような高等生物であれ、細菌であれ、細胞を持ち遺伝子情報(ゲノム)はDNAの中に納まっています。ところが、ウイルスには細胞がなく、遺伝情報がDNAであればDNAウイルス、同じく遺伝情報がRNAの形であればRNAウイルスになります」

 そもそもウイルスは、自身が生き残るため宿主細胞のタンパク質を乗っ取る寄生体だ。そのため
細胞分裂を進めて細胞増殖を促進させる。DNAウイルスには固有の発がん機構がある。そこでつくられたウイルス性タンパク質には、強力ながん抑制因子であるP53遺伝子やRB遺伝子を不活性化する働きを持つものがある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ