40~50代の働き盛りが罹患するがんは何が多いのか?

公開日: 更新日:

 例えば、前立腺がんで亡くなった男性は16年に1万1803人いたが、その約9割が70歳以上。もっと言えば、死亡した人の3人に2人は80歳以上だ。前立腺がんは、5年生存率が97%(がん全体の平均62%)、10年生存率も78%と高く、がんを抱えたまま積極的な治療をしない人も多い。

乳がんはステージⅠの5年生存率が100%

 一方、2万9854人が亡くなった男性の胃がんの死亡割合は、40代から60代で26%。亡くなった人の4人に1人がこの年代となっている。2万7026人が亡くなった大腸がんも、この年代が32%だ。

 女性の場合は、乳がんと子宮がんは45歳以上から顕著に罹患率や死亡率が高まってくる。

 さくらさんが命を落とした乳がんは、昨年も34歳の小林麻央さんが亡くなって世間に衝撃を与えた。16年のデータでも、麻央さんと同じ30代前半までに101人の女性が貴重な命を落とした。乳がんは部位別がん死亡数では5位だが、年代別の64歳までの死亡数では1位なのだ。また、年々その数は増えている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景