性病じゃないが…パンツの中の“猛暑”が起こす病気と対処法

公開日: 更新日:

「接触皮膚炎といってもパンツの素材と肌がこすれて発症するものばかりとは限りません。40代以上になると皮膚が薄く弱くなって、汗に含まれる成分が皮膚の刺激となってかゆみやかぶれを起こすことがあります。また、皮膚の穴から分泌される皮脂をエサにする真菌の刺激で炎症を起こす病気が脂漏性湿疹で、頭皮のかゆみやフケの原因として有名ですが、股間に発症することもあります」

 性器カンジダにしろ、股部白癬にしろ、湿疹にしろ、それ自体、命に関わる病気ではないが、アソコがかゆくなる病気の中には命に関わる病気があるので注意したい。

「外陰部パジェット病という皮膚がんの一種は股間がかゆくなるケースがあります。男性は女性の2~3倍の発症率で、60歳以上によく見られる病気です。アポクリン腺と呼ばれる、においの元となる汗腺がある肛門や脇の下などで発症するとされますが、多くは陰部に発症します。陰部の広範囲に赤みやびらんが広がります。鑑別のポイントは、皮膚が白っぽくなる脱色素斑があることです」 

 では、股間のかゆみが出たら、どのように対処したらいいのか? 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 2

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  1. 6

    マツコ・デラックスがSMAP木村拓哉と顔を合わせた千葉県立犢橋高校とは? かつて牧場だった場所に…

  2. 7

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」