性病じゃないが…パンツの中の“猛暑”が起こす病気と対処法

公開日: 更新日:

 今年の夏は記録的な暑さが続いたが、体の中で最も暑かった場所といえばパンツの中ではないか? 中にはアソコがかゆくなり、人知れず悩んでいる人もいるはずだ。「パンツの中の酷暑」がもたらすかゆみには、どんな病気が潜んでいるのか? 弘邦医院(東京・葛西)の林雅之院長に聞いた。

「股間のかゆみというと、淋病や梅毒のような性病をイメージしがちですが、性病以外に股間がかゆくなる病気は、いくらでもあります。例えば性器カンジダです。酷暑などによる疲れやストレスなどで免疫力が低下。それが原因で口腔内などの常在菌であるカンジダ菌(真菌)が股間に繁殖して暴れ回り、デリケートゾーンがかゆくなる病気です」

 性器カンジダは肥満糖尿病、幼児や老人のほか、抗生物質やステロイドなどを使用している人に目立つ病気だが、その構造上、とくに女性に多い。再発を繰り返すため、最近は腟カンジダの再発治療薬が市販されている。女優が「腟カンジダの再発は、自分でチェック、自分で治せる」と言うテレビCMを見たことのある人も多いはずだ。性交での感染は少なく、ほとんどが自己感染。性交経験のない女性でも発症する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも