日常生活もままならず…野口健さんが壮絶ヘルニア体験語る

公開日: 更新日:

 処方された薬で、痛みは一時的にとれました。でも、飲むと視界がゆらゆらして、歩くとフラフラで、ろれつが回らなくて、目つきもおかしくなる。それほど強烈な薬でした。ヘロヘロでも仕事は休まずに行きましたが、薬が切れると痛くて、しんどいからどうしてもお酒を飲みますよね(笑い)。

 お酒と薬で落ちるように寝ることが日常になり、常に事務所スタッフに面倒をかける日々でした。

 治療を模索していくつも病院へ行きましたが、どこへ行っても「手術しなければ治らない」と言われました。しかもその手術は、喉の前からメスを入れて変形した骨を切り取り、腰の骨を切り出してそこへ入れるというもの。「半年間は山には行けない」と言われました。

 なかなか決心がつかないまま2年近くがたち、精神的にも壊れかけ、いよいよなんとかしなければと思った頃、通い始めたスポーツジムのトレーナーから「首と腰のヘルニアを内視鏡で手術する専門医がいる」と教えてもらいました。それが徳島大学整形外科の西良浩一先生です。


 聞けば、何人もの有名なアスリートのヘルニアを内視鏡手術で治している先生でした。ボクが「来年ヒマラヤに登りたい」と言うと、「じゃ、すぐやろう!」と言うのです。それが2016年の夏でした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…