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名郷直樹「武蔵国分寺公園クリニック」名誉院長

「武蔵国分寺公園クリニック」名誉院長、自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、臨床研究適正評価教育機構理事。著書に「健康第一は間違っている」(筑摩選書)、「いずれくる死にそなえない」(生活の医療社)ほか多数。

上の血圧だけが高い高齢者 「理屈」と「事実」に食い違い

公開日: 更新日:

 その結果は、6年間で10%の脳卒中を6%まで少なくするというものでした。

 この論文は、高齢者の孤立性収縮期高血圧の治療によって脳卒中の予防ができることを示した歴史的なもので、同時に多くの論文を探し、読み、個別の患者の医療に生かしていくという根拠に基づく医療「エビデンス・ベースド・メディシン」(EBM)へと私を導いてくれた、私自身の人生を変えた論文でもあります。

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