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石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

検査の1割強で予想外の異常発見も…8割は判断がつかない

公開日: 更新日:

 皆さんはMRI検査やCT検査を受けたことがありますか? こうした検査を行うと、当初疑われたものとは違う、予想外の病気が見つかることがあります。

 肺がんの疑いで実施したCT検査で、大動脈瘤が見つかったりすることもあるのです。

 頭痛で受けた脳のMRI検査で、頭痛の原因ではない脳腫瘍が見つかる、というようなこともあります。

 こうした予想外の異常は、検査を指示した医者にとっても、検査を受けた皆さんにとっても厄介なものです。

 心臓を調べる目的で撮ったMRIで、肺にがんの疑いのある影が見つかったとしましょう。検査を指示した医者は心臓が専門で肺は専門ではないので、肺がんの疑いを見落としてしまうケースがあり、それが問題になったこともあるからです。

 それでは、こうした予想外の異常は、どのくらい見つかるものなのでしょうか?

 今年の「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」という医学誌に、MRI検査のそうした異常についての研究が発表されています。

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