著者のコラム一覧
石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

検査の1割強で予想外の異常発見も…8割は判断がつかない

公開日: 更新日:

 皆さんはMRI検査やCT検査を受けたことがありますか? こうした検査を行うと、当初疑われたものとは違う、予想外の病気が見つかることがあります。

 肺がんの疑いで実施したCT検査で、大動脈瘤が見つかったりすることもあるのです。

 頭痛で受けた脳のMRI検査で、頭痛の原因ではない脳腫瘍が見つかる、というようなこともあります。

 こうした予想外の異常は、検査を指示した医者にとっても、検査を受けた皆さんにとっても厄介なものです。

 心臓を調べる目的で撮ったMRIで、肺にがんの疑いのある影が見つかったとしましょう。検査を指示した医者は心臓が専門で肺は専門ではないので、肺がんの疑いを見落としてしまうケースがあり、それが問題になったこともあるからです。

 それでは、こうした予想外の異常は、どのくらい見つかるものなのでしょうか?

 今年の「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」という医学誌に、MRI検査のそうした異常についての研究が発表されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 2

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  3. 3

    国分太一が無期限活動休止へ…理由は重大コンプラ違反か? TV各局に全番組降板申し入れ、株式会社TOKIO解雇も

  4. 4

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし

  1. 6

    中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

  2. 7

    進次郎農相の化けの皮ズルズルはがれる…“コンバイン発言”で大炎上、これじゃあ7月参院選まで人気持たず

  3. 8

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  5. 10

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ