風邪に抗生物質NGは大きな間違い 必要な人の2つの条件

公開日: 更新日:

 抗菌薬が必要な患者として挙げるのは、①50歳以上②昨年または一昨年に風邪症状(特に咳・痰)をこじらせた――の2つに該当する人だ。

「重要になるのが問診です。私が必ず質問するのが、過去の症状。中高年や肺の基礎疾患を持っている人は、感冒から、しばしば気管支炎や肺炎に移行します。これは臨床現場でよく経験することです。過去に感冒から気管支炎や肺炎などに移行したことがある患者は、今回も同じことを起こす確率が高い。その場合は、最初から抗菌薬を短期間投与するのです」

 抗菌薬を処方する前に、胸部エックス線写真などで肺炎の有無を調べれば……との声もあるだろう。しかし、風邪症状で受診した中高年の患者すべてに対し、胸部エックス線写真を撮ることは現実的ではない。だから、過去の病歴が重要なのだ。読者の中で過去にそのような経験のある人は、受診時、医師に申告した方がいい。

 さらに、高齢の患者では肺に何らかの基礎疾患を持っている人が多いが、患者は必ずしも自覚していない。COPDや気管支拡張症などと診断され、通院している人以外にも、隠れた基礎疾患を持っており、それを知らない人はたくさんいる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相、病気を理由に辞任? 囁かれるショートリリーフは麻生指名で「茂木敏充」か

  2. 2

    嵐活動終了で松本潤との「結婚待望論」再燃も…キッパリ否定の井上真央が送る“幸せシングルライフ”と結婚観

  3. 3

    「中傷動画」疑惑で高市首相またブチ切れ答弁連発し逃げ切り画策も…露呈した重大な“落とし穴”

  4. 4

    「笑点」新メンバー春風亭一之輔に“新司会就任”密約説…注目は木久扇、好楽、小遊三の進退

  5. 5

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  1. 6

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  2. 7

    ハリボテの実質賃金「4カ月連続プラス」…巨額の税金つぎ込んだ補助金政策で“ゲタ履き”が実態

  3. 8

    6月7日に「笑点が重大発表」座布団運び山田隆夫は本当に勇退するのか? 「くん」が「さん」に変わった哀愁

  4. 9

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  5. 10

    遠藤航「W杯欠場」の可能性浮上…森保監督が代表引退したはずの吉田麻也を呼び寄せた深謀遠慮