生まれつきの能力で決まる? 下戸でも鍛えれば強くなるの

公開日: 更新日:

 一方、カタラーゼ系やMEOSは、一生懸命お酒を飲み続けると活性が高まるといわれています。これが「お酒は鍛えれば強くなれる」という話の根拠になっているのだと思います。ただ、いくら活性が高まったとしても、アルコールの分解能力の向上はたかが知れています。25%程度という話もあります。

 ですから、下戸の人が飲めるようになったとしても、お酒が強い白人や黒人並みの大酒飲みになることはなさそうです。

 下戸の人は無理に飲んで、カタラーゼ系やMEOSの活性化によるアルコール分解能力のアップに期待するよりも、お酒の席ではなるべくお酒を飲まないですむように、話術を磨き、芸のひとつも身に付けておく方がいいかもしれません。

(国際医療福祉大学病院内科学・一石英一郎教授)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず