虫垂が肥大して…川浪ナミヲさん手術は腹腔鏡から開腹へ

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 入院して菌がゼロになるまで約2週間、抗生物質を点滴しました。それで退院かと思ったら、そこからさらに10日間入院でした。形成外科へ回されて、また手術しなければならなかったんです。 消毒が必要だった間は傷口が塞がらないようにしていたので、肉が再生して盛り上がっていました。要は、デコボコした部分をそぎ、新しい切り口を出して、くっつける手術をしたんです。

 術後は傷口を真空にして密着させる「陰圧閉鎖療法」という治療が行われました。聞くところによれば、最先端の治療らしいのですが、専用のパッドを患部に貼り、管でつながっている小さな箱を経由した手動の吸引装置でシュパシュパと空気を抜くという原始的なものでした(笑い)。10日間の入院の後も、2週間ぐらいはその箱をぶら下げる生活。盲腸よりも、術後感染症の方が何倍も大変でした。

 なんだかんだトータルほぼ1カ月の入院生活。でも、それまでがせわしなかったので、精神的には自分を見つめ直すいい時間でした。つらい病気の人には不謹慎なことかもしれませんけど、神様仏様が「ちょっと休みぃ」と言ってくれたのかなと思います。

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