重病3つ同時に…シンガー小坂忠さん壮絶闘病から復活まで

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 手術室に向かう直前、娘がボクの唇にキスをしたんです。いやぁ、娘とはいえ、もう40歳を越えていますし、なんだか妙にドキドキして「これで最期なのかな」なんて思いが頭をよぎったりもしました(笑い)。

 がんを知っても意外と楽観的で、「知らない間にこんなことになっていたんだな」と淡々としたものでした。でも、手術後、目が覚めて家族の顔が見えたときは、やっぱりホッとしましたね。

 大腸のS状結腸を20センチ、胆のう全摘、胃の3分の2を一度に切除したのは去年8月末のことです。いまは「本当にそんな大病だったの?」とみんなに疑われるくらい元気ですが、「ステージ4の大腸がん」と「急性胆のう炎」と「胃がん」が同時に見つかったんです。

 始まりは食欲の減退。というより、便秘気味で固形物が体に入っていかない感じでした。7月あたりから、甘酒などを飲んでごまかしていたんです。そんな折、被災地支援で熊本を訪れたとき、ひどい腹痛に襲われました。ステージは、やりきりましたが、東京に戻ってすぐに近場の病院へ行ったんです。

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