著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

栄養バランスが悪化 持病がある人は二次性サルコに要注意

公開日: 更新日:

 もちろんがんも二次性サルコを引き起こす原因になります。手術を受けると、傷を回復させるために、体は大量の栄養を必要としますが、術後すぐに食事で補給できるとは限りません。そんな状態で術後の抗がん剤や放射線治療を受ければ、さらに栄養補給が難しくなって、かえって命を削ってしまいます。

 そのため最近では、「栄養サポートチーム」を組織して、患者の食事指導を積極的に行う病院が増えてきました。運悪くがんにかかったときは、単に手術数だけでなく、十分な栄養指導が受けられるかどうかも、病院を選ぶ基準にするべきです。

 いまの高齢者は、だいたい80歳前後からサルコっぽい人が増えてきます。それをもとに考えると、いまの中高年は80代後半ごろからサルコ年齢が始まるはずです。しかしいまから備えておけば、それを90歳前後まで先延ばしできるかもしれません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし