採血で異常値も 肝細胞の破壊度がわかる「AST」と「ALT」

公開日: 更新日:

 肝機能検査でおなじみの「γ―GTP」は、アルコール性肝障害の診断に欠かせません。ざっくり言うと飲酒度合いの目安です。

 では、飲酒を繰り返したことによる肝臓への影響はどのように表れると思いますか。肝臓そのものへの影響をチェックする指標が、今回お話しする「AST(GOT)」と「ALT(GPT)」です。

 基準値は、ASTが5~40IU/Lで、ALTが3~35IU/L。簡単に言うと、これらの数値の上昇は、肝細胞の破壊度合いを示します。

 ASTもALTも肝細胞の中で働く酵素で、タンパク質を分解して、体が必要とするアミノ酸を取り出しています。脂っこいものの食べ過ぎやお酒の飲み過ぎなどで脂肪肝や肝炎などになると、炎症によって肝細胞がじわじわと破壊され、それにともなって酵素も血液中に放出されます。それが数値の上昇となって表れるのです。

 ASTは心筋や筋肉、赤血球などにも含まれる一方、ALTはほかの臓器にほとんど含まれません。そのため、肝臓の破壊をより鋭敏に反映するのは、ALTです。ですから、ASTが高く、ALTが正常に近いときは、たとえば心筋梗塞やうっ血性心不全など心臓の異常が疑われます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体